DMデザインのアイデアが欲しい方に向けて、魅力的なDMデザインのコツを、具体的なアイデアとともに紹介します。

せっかくDMを作って発送しても、見てもらうことができなければ意味がありません。DMで商品やサービスの良さを伝えるために、ぜひ参考にしてください。

魅力的なDMデザインのコツ

はじめに、DMデザインを魅力的に見せるコツについて解説します。

デザインにメリハリをつける

DMデザインで大切なのは、伝えたいことを伝えられるようなデザインにすることです。そのために大切なのが、デザインにメリハリをつけるということです。

特に相手に伝えたいことや一番見てほしいところを目立たせて、その他の部分を控えめにすると、より伝えたい部分を強調させることができます。文字の大きさがすべて同じだったり、すべて強調したデザインにすると、一番伝えたい部分がどこかわからなくなってしまいます。

メリットを見せて興味を引く

より多くの人にDMを見てもらうためには、DMを見ることでメリットがあるということを伝えることが大切です。例えばクーポンや新商品のお知らせなどがあると、よりDMを読んでもらいやすくなります。

しかし、たとえクーポンや新商品のお知らせがあっても、それがDMの目立たない場所にあれば目に留めてもらいにくくなります。メリットを目に留まりやすい場所にデザインすることが大切なポイントです。

レイアウトを意識する

DMを構成する要素は、キャッチコピー、挨拶文、商品やサービスの説明、特典、レスポンスデバイスなどがあります。このような要素をレイアウトを意識しながら組み合わせることが重要です。

レイアウトによっても、見やすさや目立ちやすさが変わります。効果的に配置することで、より印象に残るDMを作ることが可能です。

スムーズに読めるようにする

多くの人に読んでもらえるDMを作るためには、レイアウトのこだわりも重要です。レイアウトを考えるときに意識するのが、視線の動きです。視線の動きに合わせてレイアウトを配置することで、読みやすいDMを作成することができます。視線の流れを意識したレイアウトには、Z型やN型など、種類があります。

Z型とは、視線が左上→右上→左下→右下と、線でたどるとアルファベットのZのような形をしているタイプです。全体の構成を見るときや、テキストが横書きになっているときはZ型がおすすめです。

一方、N型とは、視線が右上→右下→左上→左下に流れるレイアウトのことをいいます。新聞や雑誌といった、テキストが縦書きになっている場合に多いレイアウトです。

数字や矢印を配置する

DMに入れたい情報量が多い場合、レイアウトに気をつけないとどの順番で読んだらいいのか混乱したり、どの部分に一番注目すればいいのかわからなくなることがあります。

そんなときにおすすめなのが、矢印や数字などのアイキャッチを入れる方法です。アイキャッチを入れるとストーリーを作ることもできますし、読んでほしい流れに数字を入れると、視線を誘導することもできます。

営業色を出しすぎない

DMのデザインやレイアウト、文章を考えるときに重要なのが、商品やお店を無理やりアピールしないようにすることです。営業色が強いDMは、読む人に商品を押し売りするような印象を与えてしまいます。

見出しを簡潔にしたり、文章を控えめにすることで、適度に商品や情報をアピールしつつも押し付け感のないDMを作ることができます。読み手がどのようなDMを読みたいかを考えながら作成することが大切です。

データの色や解像度に気を付ける

DMのクオリティに大きく影響するのが、データの色や解像度です。解像度が良くないDMは見づらくて伝えたい情報が伝わらない可能性もあります。データの色はCMYK方式で印刷することをおすすめします。

CMYK方式とは、色の三原色と呼ばれるシアン、マゼンタ、イエローにブラックを加えたタイプです。そのため、DMを作成する段階で、CMYK方式で作ることを前提に色を設定すると、イメージ通りのDMを作成することができます。

目に留まるようなDMデザインのアイデア

次に、より人の目にとまるようなデザインにするにはどうすればいいのか、ポイントを紹介します。

パーソナライズされたメッセージを送る

一人ひとりに合わせた内容のメッセージを入れることで、大衆的ではなく個人に寄り添ったDMを作ることができます。

パーソナライズに注目したDMを作成するためには、まずターゲットを絞る必要があります。年代や性別、職業、行動パターンから、自分達が本当にDMを送りたいターゲットに絞ることが大切です。

パーソナライズされたDMは、特別感を演出できるのがメリットです。「わたしだけ」「わたしのために」といった他の人とは違う特別扱いを読み手に感じてもらうことによって、より満足度の高いDMになります。

紙や印刷により高級感を出す

近年は、SNSの普及により多くの人がSNSで情報を発信しています。DMを作成するときには、DMを読んだ人がSNSで共有したくなるようなデザインや内容を意識することも重要なポイントです。

人に共有したくなるDMの特徴は、インパクトのあるデザインだったり、人に話したくなるような驚きの内容が含まれていることです。写真やイラスト、キャッチコピーなどにこだわってSNSに投稿してもらいやすいDMを作るのもおすすめです。

人に共有したくなるデザインにする

DMはレイアウトやデザインも重要ですが、紙の質感や印刷方法にもこだわることで、よりクオリティの高いDMになります。コストを抑えたいからと言って、紙や印刷の質感や見た目を疎かにすると、チープな印象のDMになるため注意が必要です。

より紙や印刷にこだわりたい人は、箔押しを使用したり、和紙などの高級感のある紙を使うことをおすすめします。高級感のある紙で作成したDMは、処分に抵抗感を抱く人もいるため、目にとまる可能性が高まる点もメリットです。

イレギュラーな形状にする

DMを郵送する場合には、ハガキや封筒に入れるためにチラシのような長方形の形をしていることが多いです。しかしその形状を変えるだけで、人の目に触れやすいDMを作ることができます。

はがきの場合は大きさを普通のハガキと変えてみたり、飛び出すタイプのハガキなどを使うことで手に取ってもらいやすくなります。封筒の場合は、箱型のタイプを使うと、他の封筒との差別化を図ることができます。

特に定期的に送るDMの場合、回数を重ねるごとに目に留まりづらくなってしまいます。そんなときに形状の違うハガキや封書でDMを送ると効果的です。

サンプルやノベルティなどを同梱する

DMを送るときには、DMだけでなくサンプルやノベルティを送るのもおすすめです。メール便やポストに入れることができる箱型の封書を使うことで、簡単に送ることができます。サンプルやノベルティを同梱することで、商品の販促効果を得ることができますし、より商品のことを詳しく知ってもらえるのもメリットです。

サンプルやノベルティを同梱するときに大切なのは、サンプルまたはノベルティをが同梱されていることが分かるような形で郵送することです。せっかく同梱しても、気づいてもらえなければ、商品の良さをアピールすることができません。

用途に合わせたDMデザインのアイデア

DMは、様々な用途で用いられるのが特徴です。ここからは、用途に合わせたDMデザインのアイデアをご紹介します。

プロモーション

DMの用途として挙げられることが多いのが、プロモーションです。商品やサービスをアピールしたいというときに、DMは用いられます。

プロモーションのためにDMを使用したい場合には、開封して保管しておきたくなるようなDMデザインにすることが重要です。また、クーポンや特典などのインセンティブを目立つようにデザインすることで、プロモーションに効果を発揮します。

ブランディング・コミュニケーション

DMの用途の2つ目が、ブランディング・コミュニケーションです。ブランディング・コミュニケーションとは、消費者にブランドの方向性などを伝えることで、ブランドのイメージを定着させる活動のことを言います。

ブランディングコミュニケーションのためにDMを活用するときには、よりブランドや企業の特徴を打ち出したDMデザインにすることが大切です。また、DMに相手へのメッセージなどを添えると、特別感を与えることができます。

業種に合わせたDMデザインのアイデア

用途だけではなく、業種によってもDMデザインを考えることも重要です。ここからは、業種別にDMデザインのアイデアを紹介します。

購入の意思決定にかかる期間が長い業種

パソコンやIT機器は、スペックや機能が重要なので、他の商品よりも購入までに時間がかかるのが特徴です。こうした購入までに時間がかかる商品は、しっかり商品の検討ができるような情報をDMに記載することが大切です。

DMに商品の詳細な情報や他の商品との比較を記載することで、より商品の魅力を読み手に伝えやすくなります。また、買い替えの時期や新商品が発売されるタイミングなど、DMを送るタイミングを考えて送ると、販売促進につながります。

商品・サービスの単価が高い業種

宝石や自動車といった商品の購入単価が高い業種の場合は、同じようにDMも高級感を打ち出すことをおすすめします。商品の単価が高いのに、DMがチープな印象だと、商品のイメージをうまくDMで伝えることができなくなってしまうためです。

単価が高い商品は、より細かいところまで見て購入を検討したい人が多いため、画像の精度やデザインにこだわることで、商品の細かい部分の魅力を伝えることができます。

コミュニケーションが購入につながりやすい業種

宝石や自動車といった商品の購入単価が高い業種の場合は、同じようにDMも高級感を打ち出すことをおすすめします。商品の単価が高いのに、DMがチープな印象だと、商品のイメージをうまくDMで伝えることができなくなってしまうためです。

単価が高い商品は、より細かいところまで見て購入を検討したい人が多いため、画像の精度やデザインにこだわることで、商品の細かい部分の魅力を伝えることができます。

DMデザインのアイデアの探し方

最後に、DMデザインをどのように探したらいいのか、ポイントをご紹介します。

全日本DM大賞

郵便局が毎年、全日本DM大賞を実施しています。優秀なDMが集まる場所なので、DMデザインのアイデアを探しやすいのが魅力的なポイントです。また、全日本DM大賞に応募することで、自分の作成したDMを多くの人に広めることができるのもメリットとなっています。

DM代行業者

自分でDMをデザインするのに自信がない場合は、DMの代行業者に依頼するのもおすすめです。DMのプロフェッショナルが作るDMなので、より商品やサービス、送り先に合わせたDMデザインを提案してくれます。

【まとめ】商品や業種、ターゲットに合う魅力的なDMを作成しよう

ここまで、魅力的なDMを作るためのポイントを紹介しました。魅力的なDMのデザインは、商品や業種、送り先のターゲットによっても異なってきます。より見てもらいやすい工夫を常に施すことが大切です。

特に訴求力の必要なDMのデザインを自作するのはなかなか難しいかもしれません。そんな場合は、プロに依頼するのが無難です。月極デザイン助太刀丸では、すべての案件で生身のデザイナーが制作対応するため、ハイクオリティを保証することができます。

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