チラシ作成における注意点|チラシの掲載内容・デザイン・著作権に関する注意点など解説

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チラシを作成する際は、デザインやレイアウトの基本だけでなく、効果的な内容にするためにはどのような点に注意するべきかといったことなども、把握しておく必要があります。

この記事では、初めてチラシを作成する方向けに注意点などについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

当記事の目次

チラシ作成前に決めておくべきこと

チラシを作成する前には、決めておくべきことがいくつかあります。以下では、それらについて説明します。

使用するソフト

チラシを作成する際には、何かしらのソフトを利用する必要があります。

シンプルなデザインのものでもかまわなければ、WordやPowerPointで作成することも可能です。
凝ったデザインにしたければ、PhotoshopやIllustratorなどが必要ですが、それらのソフトを使いこなせる人材も必要になります。

内製か外注するか

上述したように、チラシ作成のソフトがあってそれらを利用できる人材がいれば、チラシを内製することは可能です。

内製が難しい場合は外注することになりますが、その場合はクラウドソーシングサービスを利用して外注先を探すのがおすすめです。クラウドソーシングサービスはいくつもあるので、複数を比較しながら探すことで、よりよい外注先を見つけられるでしょう。

チラシのレイアウトを考える前にするべき6つのこと

チラシ作成においては、さまざまなことを行う必要があります。チラシのレイアウトを考える前にするべきことについて、以下で説明します。

レイアウトを考える前に内容を決める

当然のことではありますが、先に内容を決めておかなければ、それに適したレイアウトを考えることはできません。漫画で内容を考えずにコマ割りを行うことが難しいように、あらゆるもののレイアウトは内容ありきで決まります。

どのようなことを訴求したいかということを中心に、チラシに掲載する内容をまず決めましょう。

誰に向けたチラシか考える

チラシは万人をターゲットにしたものではなく、特定の層をターゲットにしているものがほとんどです。チラシのターゲットを明確にすることによって、その層により刺さりやすい内容を練ることができます。

5W1Hの要素に当てはめながら考えることで、ターゲット層をより明確にすることができるでしょう。

上・中・下に分けてレイアウトを考える

レイアウトを考える場合は、「上・中・下」の3つに分けるのが基本です。

上部は呼び込み、中部は詳細、下部は問い合わせに関する内容を記載することで、チラシを見た人がスムーズに内容を理解しやすくなります。上・中・下のバランスを均一にするか、上部や中部など特定の部分のボリュームを大きくするかなどは、内容によって判断しましょう。

基本となるレイアウトを知ったうえで、あえてそのレイアウトを崩すような形のチラシを作成することも、ときに有効な場合があります。

チラシのアピールポイントを決める

チラシの紙面は有限であり、さまざまな情報を詰め込んでしまうと見にくくなってしまうので、アピールしたいポイントを決めることが重要です。

人が商品を購入したりサービスを利用したりする際の2つのポイントになる、「改善」「向上」のいずれかに絞るのもよいですし、アピールポイントを複数訴求するのもよいでしょう。

商品やサービスに関する具体的な数値を記載することも、チラシを見た人の興味を引くという点では効果的です。

問い合わせ先を決める

チラシを見た人がスムーズに問い合わせを行えるように、電話、FAX、Webなどチラシの誘導先を具体的に決めておきましょう。可能なら複数の問い合わせ動線を持っておくと、見た人が希望する問い合わせ手段を検討しやすくなります。(FAXを持っていない人はFAXを送れませんし、電話が嫌な人はWebサイトからフォーム送信します。)

問い合わせ先を電話にする場合は、「チラシを見たと言っていただければ〜」といったように、問い合わせしやすくなる文言を載せるのもおすすめです。

カラーを決める

カラーチラシの場合、デザイナーとして長年経験していないと色をたくさん使いすぎることでかえって見にくくなってしまう可能性が高いです。
会社や商品のイメージカラーを用いるなど、チラシ全体として統一感のあるカラーを決めるようにしましょう。

チラシのデザインにおける注意点

チラシのデザインを考えるにあたっても、気を付けておくべきことはいくつもあります。チラシのデザインにおける注意点について、以下で説明します。

レイアウトの注意点

チラシ紙面に情報を詰め込み過ぎると見にくさが先行し、どの情報が重要かも伝わりにくくなってしまいます。

チラシのレイアウトを考える際は余白とメリハリを意識して、伝えたい内容に優先順位を付けたうえで配置を考えることを心がけましょう。

配色に関する注意点

先ほど少し触れたように、チラシ紙面においては色を使いすぎるのは禁物です。自社や商品のイメージカラーなどを中心に、できるだけ色数を抑えることを意識しましょう。

暖色系の色は温かみを感じられて、寒色系の色はクールで落ち着いた印象を与えるといったように、色の持つ効果にも配慮することが重要です。

フォント選びの注意点

どのようなフォントを利用するかも重要なポイントで、フォントごとの特徴を意識して選ぶ必要があります。

たとえばゴシック体は障害がある方や高齢者でもはっきり視認しやすいなどの特徴があります。ちょとオシャレにするならキャッチコピーだけ明朝体にしてみるのもひとつです。

商品のイメージに合わせてフォントを選ぶというのも、効果的な方法のひとつです。

チラシの掲載内容における注意点

掲載内容は、チラシのもっとも重要な要素と言っても過言ではありません。チラシの掲載内容における注意点について、以下で説明します。

内容には一貫性を持たせる

チラシに情報を盛り込み過ぎると、アピールポイントが分かりにくくなりますし、見にくさのせいで内容を見てもらえない可能性もあります。

チラシに載せる情報は厳選することを心がけて、フォントや色使い、情報の並べ方などに一貫性を持たせるようにしましょう。

キャッチコピーの掲載方法

キャッチコピーは、チラシを見る人の目を引いて興味を持ってもらうためのものなので、インパクトを意識することが重要です。文字の色やフォント・サイズなどに注意を払って、しっかりと目立つように記載します。

メリットが伝わりやすい内容になっているかどうかも、きちんとチェックしましょう。

写真

写真は見ただけで多くの情報を与えられるうえ、紙面におけるインパクトも強いので、チラシの効果を高めるうえで非常に重要な役割を果たします。

実際に商品を使っているところの様子や、利用者の感想を顔写真付きで掲載するなど、内容にマッチした写真を取り入れるようにしましょう。

クーポン

チラシにはクーポンを付けることも多いですが、その場合はクーポンであることが一目で分かるようにデザインすることが重要です。クーポンは集客などに影響する施策ではありますが、チラシの内容と関連のないクーポンを付けることは控えましょう。

お客さんが持ってきたクーポンを収集し、実際にクーポンを使ってくれたお客様の割合がどのくらいかをカウントできれば、チラシの効果検証にもつながります。

QRコードの記載方法

チラシにQRコードを記載することで、お客様の流入を促すこともあります。その場合はQRコードのみをただ掲載するのではなく、流入につながる工夫をする必要があります。

検索ワード(「〇〇で検索」など)、URL、説明などを記載することで、お客様の行動につなげやすいようにしましょう。

電話番号の掲載方法

チラシに電話番号が掲載されていれば、興味を持っていただいたお客様から反響を得られることも期待できます。

すぐに目に付くように、フォントや文字色などを意識して掲載するようにしましょう。

チラシ作成時に注意したい著作権について

チラシを作成するにあたっては、著作権のことを意識する必要もあります。そもそも著作権とはなにか、そして著作権関連で注意すべきことについて説明します。

著作権とは?

著作権とは、作品を制作したものが有する権利のことを指し、他者(他社)に譲り渡すことが可能です。

著作権には「他者(他社)が作った作品を許可なく利用してはいけない」という権利である複製権が含まれています。また、著作物には著作権のほかに著作者人格権という権利も発生しており、この権利は著作物を作成した方の人格を保護する目的で定められています。

チラシを作成する際には、これらの権利について正しく認識しておくことが重要です。

チラシ作成における著作権の注意点

チラシに掲載する要素が著作権の対象になるかどうかは、ケースバイケースです。チラシ作成における著作権の注意点について、説明します。

キャッチコピーの著作権

キャッチコピーに関しては、短いものであれば対象外になるケースも多いです。

ただし、創作性があるかどうかがポイントとなり、指摘が入るようなことがあれば手間ばかり掛かりますので、明らかに他者(他社)が使っているコピーを使うことは避けるべきです。

画像の著作権

画像に関しては、撮影者や作成者に著作権が帰属するため、撮影者および作成者の許可なく利用することはできません。写真に被写体がいる場合は肖像権に触れる可能性もありますので、撮影者および被写体双方の許可を得る必要があります。

画像提供を主としているサイト等から用いる場合は、多くが商用利用可能な著作権フリーの形式をとっています。とはいえ、無料でも商用利用ができないケースがありますので、規約等をよく確認するようにしてください。

ロゴデザインやイラストの著作権

ロゴデザインやイラストに関しては、それらの制作者に著作権が帰属するため、原則は使用する際には利用許諾が必要になります。
写真と同様に、ネット上で配布されているような場合は規約等をよく確認しましょう。

チラシに使用するロゴデザインやイラストは、それが商用利用可能として配布されているものでない限り、自社で制作するか制作会社に依頼したものを用いるのが確実です。

外注先が制作したデザインの著作権はどうなる?

チラシデザインを自社ではなく外注先に依頼した場合は、契約時に特段の定めがない限りは外注先に著作権が帰属します。外注先は他者(他社)であり、そのリソースを用いてアイデアと技術を成果物として提供しているのですから、料金を支払っているとしても制作者側の権利は尊重すべきと考えてください。

「著作権は制作側に帰属するが、その利用方法については制限を設けない」というパターンがもっとも多いと思われますが、外注先の制作者(制作会社)にはきちんと確認しておくようにしましょう。

まとめ

チラシを作成する前には、チラシを作成するためにどのようなソフトを利用するか、そもそも内製するのか外注するのかといったことをしっかり決めておく必要があります。実際に作成する際は、レイアウトやアピールポイント・配色など、さまざまなことを意識しなければなりません。

内製するのが難しく外注を検討している場合は、「月極デザイン 助太刀丸」に依頼することをおすすめします。
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また、長期的にみればより高いコストパフォーマンスを維持していくことが可能です。
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