本記事では、パンフレットの作成を検討している企業の広報・営業担当者や経営者の方に向け、パンフレットの特徴について詳しく解説します。
他の印刷物(リーフレット、カタログ、チラシ・ペラ)との違いや、パンフレットかリーフレットかを選ぶ際のポイントなどについて分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
パンフレットとは
そもそもパンフレットとはどのようなものを指し、どのような用途に用いられるのかということについて、説明します。
パンフレットの特徴
パンフレットとは、複数枚で構成されている印刷物のことを指し、製本されていないという点で書籍とは異なります。お客様に長く読まれることを前提に制作されているため、多くの情報が整理して盛り込まれていることが多いです。
文字情報だけではなく、写真やイラスト・図などによる情報が盛り込まれており、お客様に対してさまざまな角度から情報提供を行うことが可能です。
パンフレットの主な用途
パンフレットが用いられる用途はさまざまですが、上述したようにある程度ボリュームのある情報を掲載する際に、用いられることが多いです。
代表的な用途としては、事業紹介、製品・サービスの紹介、学校案内などが挙げられます。
パンフレットとリーフレットとの違い
パンフレットはリーフレットと混同されがちですが、両者は明確に別物です。パンフレットとリーフレットの違いについて、以下で説明します。
リーフレットの特徴
リーフレットとは、1枚の紙に情報などが印刷されたもののことを指します。
2つ折りや3つ折りなどにして用いられることが多く、折られてできたそれぞれの面がページのような役割を果たすので、掲載する内容や項目を分けることができます。
2つ折りの場合は紙面を「4ページ」として、3つ折りの場合は紙面を「6ページ」として利用することができるので、掲載したい情報の種類や量に合わせて折り方を変えるとよいでしょう。
もちろん、開いた状態を1ページとして考えて構成することもあります。
リーフレットの主な用途
リーフレットもさまざまな用途に用いられますが、見開きで分かりやすく情報を伝えたい際に用いられることが多いです。代表的な用途としては、イベントの案内、簡易的な製品・サービスパンフレット、テーマパークのマップなどが挙げられます。
パンフレットとリーフレットの違い
パンフレットとリーフレットの大きな違いは、以下の2点です。
紙の枚数の違い
パンフレットとリーフレットの最大の違いは、用いられている紙の枚数です。
上述の通り、パンフレットには複数枚の紙が用いられていますが、リーフレットは1枚の紙から作られています。
また、これは一概には言えるわけではありませんが、用いられている紙の枚数が少ない分、リーフレットのほうがパンフレットよりもコンパクトにまとまっている印象を受けることも多いです。
情報量の違い
盛り込める情報量の違いにも、パンフレットとリーフレットでは大きな差があります。
パンフレットはページ数を増やすことで、情報量が増えることにも対応可能ですが、リーフレットは1枚の紙である以上、掲載できる情報量には限りがあります。
そのため、たとえば製品紹介にはパンフレットを用いるケースもリーフレットを用いるケースもありますが、パンフレットでは取り扱う製品すべてを紹介するのに対して、リーフレットではどれか1つの製品のみを紹介する、といったような形で使い分けていることも多いです。
また、ちょっとオシャレに見せたり高級感を出したい場合は、余白を十分に活かしたデザイン構成にするため、あえてパンフレットの形式を選択することもあります。
パンフレットとカタログやチラシ・ペラとの違い
パンフレットは、カタログやチラシ・ペラと混同されることもあります。パンフレットとカタログやチラシ・ペラの違いについて、以下で説明します。
カタログとの違い
パンフレットもカタログも、複数ページで構成されていて商品やサービスについて掲載されている、という点では同じです。ただし、その使用目的は若干異なり、パンフレットは商品やサービスに関して全体的な概要を伝えて紹介・説明することを主な目的としています。
これに対してカタログは、商品やサービスのスペックや仕様まで細かく掲載し、紹介や説明を行うだけでなく、お客様に注文してもらうことまで目的に含まれていることが多いです。
チラシ・ペラとの違い
チラシやペラは、1枚の紙で制作されているという点で、パンフレットというよりはリーフレットに近いものだと言えます。
ただし、リーフレットが1枚の紙を折り曲げて利用することが多いのに対して、チラシやペラは折り曲げずに使用します。そのため、最大でも2面にしかならないので、情報の掲載の仕方などには工夫を凝らす必要があります。
また、パンフレットやリーフレットは、それ単体で配布・設置されることが多いのに対して、チラシやペラは新聞などに折り込む形が多いというのも、違いとして挙げられます。
パンフレットとリーフレットの使い分け
パンフレットもリーフレットもどちらも印刷物ではあるものの、その特徴には大きな違いがあります。
そのため印刷物を制作する際は、用途や目的に応じて使い分ける必要があり、「何を伝えたいか」や載せたい情報量などを意識することが、ポイントになります。
実際に制作するにあたっては、制作会社やデザイナーさんと相談しながら決めることがおすすめです。
以下では、パンフレットとリーフレットを使い分ける際のポイントの一例について、説明します。
メリットを理解して選ぶ
パンフレットとリーフレット双方のメリットを理解していれば、目的に合うほうを選ぶことができます。パンフレットとリーフレットそれぞれのメリットについて、説明します。
パンフレットのメリット
パンフレットのメリットとしては、複数枚の紙を利用して、多くの情報量を記載できるということが挙げられます。情報量を増やしたい場合は、利用する紙の枚数を増やすことで対応可能です。
また、多くの情報が盛り込まれている分、お客様にじっくりと呼んでもらいやすいということも、メリットとして挙げられるでしょう。
リーフレットのメリット
リーフレットのメリットとしては、コンパクトで持ち運びがしやすいため、お客様に手軽に受け取ってもらいやすいということが挙げられます。
いくら有益な情報が盛り込まれていたとしても、受け取ってもらえなければ意味がありません。
また、低コストでの制作が可能なので、大量生産が可能ということもメリットとして考えられます。
多くの分量を印刷することができれば、それだけ多くの方に情報を届けられることにつながるでしょう。
(参考)会社案内を作りたい場合
パンフレットもリーフレットも、さまざまな用途に用いることができます。
以下では、用途が会社案内と決まっている場合にどちらを用いるのがよいかについて、説明します。
パンフレット
事業内容が多く、紹介したい内容も多い場合には、パンフレットを利用するのが適しています。
たとえば以下のような構成例が考えられるでしょう。
- 1ページ目:表紙
- 2ページ目:社長挨拶
- 3ページ目:会社概要
- 4ページ目:事業紹介①
- 5ページ目:事業紹介②
- 6ページ目:事業紹介③
- 7ページ目:事業紹介④
- 8ページ目:裏表紙(問い合わせ先の電話番号などを掲載)
1ページを丸々1つの事業紹介に使うことができるのは、パンフレットならではのメリットだと考えられます。
リーフレット
シンプルに内容を伝えたい場合には、リーフレットを利用するのが適しています。
たとえば3つ折りのリーフレットの場合は、以下のような構成例が考えられるでしょう。
- 1ページ目:表紙
- 2ページ目:社長挨拶・会社概要
- 3ページ目:事業紹介①
- 4ページ目:事業紹介②
- 5ページ目:事業紹介③
- 6ページ目:裏表紙(問い合わせ先の電話番号などを掲載)
ページ数が少なくなる分、社長挨拶と会社概要をひとつにまとめるなどの配慮が必要になります。
1つのページに複数の事業紹介をまとめる必要がある場合は、なるべく事業としての性質が近いものや、シナジーのあるものをまとめるようにするとよいでしょう。
まとめ
パンフレットは複数枚で構成されている印刷物のことを指し、用いられる紙の枚数や使用目的などといった点で、リーフレットやカタログなどとは異なります。使用用途自体は似ているので、それぞれのメリットを踏まえたうえで、どちらを利用するかを決めるとよいでしょう。
パンフレットやリーフレットのデザインに自信がなく外注を検討しているという場合は、「月極デザイン 助太刀丸」に依頼するのがおすすめです。
例えばパンフレットとして8ページの会社案内を作る場合でも、チラシなどのペラものより納期はいただきますが、余裕をもって発注すれば月額18,000円(税別)で済んでしまいます。カタログなど他のページものも同じ考え方です。
これらは、一般的な相場でいえば通常は15万円ほどかかるものです。
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