デジタルサイネージとは?動画広告のメリット・デメリットと効果を最大限にする5つの方法

この記事をシェアする
Facebook
Twitter
Email

デジタルサイネージとは不特定多数の相手に向けて情報を発信できる電子看板です。

本記事では、デジタルサイネージによる動画広告をご検討中の方向けに、その使い方や種類、メリットやデメリットについてご紹介いたします。また、デジタルサイネージを最大限に活用する方法についても解説いたしますのでぜひお役立てください。

当記事の目次

デジタルサイネージとは映像機器を使用した電子看板のこと

デジタルサイネージとは、屋内や屋外に設置した大型モニターに映像などの情報を表示する電子看板のことです。サイネージ(Signage)という単語には「看板」という意味があります。

従来の看板広告は、新たな情報を伝えたいときには紙の広告をその都度入れ替える必要がありました。しかし、デジタルサイネージは入れ替えや貼り替えの手間がなく、必要なタイミングですぐに新しい情報を発信することができます。

デジタルサイネージはもともと鉄道駅の構内などで使われていました。最近ではスーパーやショッピングセンターなどでも導入される例が増えてきました。

デジタルサイネージは、一度に多くの人に向かって情報を発信できる広告ツールとして注目されています。

デジタルサイネージの種類は大きく分けて4つ

デジタルサイネージには以下のような種類があります。

  • スタンドアロン型
  • ローカルネットワーク型
  • クラウド型
  • インタラクティブ型


種類ごとの特徴を詳しく見ていきましょう。

1.スタンドアロン型

スタンドアロン型とは、ディスプレイに直接データを読み込ませて情報を表示するタイプのデジタルサイネージです。データの保存・表示にはUSBやSDカードを使用します。ネットワークに接続せずに情報を表示できるのがスタンドアロン型のメリットです。

スタンドアロン型はネットワークを介さないため、情報漏洩のリスクも下げられます。また、ネットワークに接続しないという特質上、ほかのデジタルサイネージよりもリーズナブルに導入できるのが特徴的です。

2.ローカルネットワーク型

ローカルネットワーク型は、企業内などで構築されたネットワーク環境を通じて動画などの情報をディスプレイに表示するタイプのデジタルサイネージです。

普段から使っているネットワークを介してデータを表示できる手軽さがローカルネットワークタイプの魅力です。ローカルネットワーク型には、場所を問わずどこからでも操作でき、複数のディスプレイを同時に操作できるというメリットもあります。

3.クラウド型

クラウド型は、企業などで使用しているクラウドを介して情報を表示するデジタルサイネージです。

既存のクラウドサービスを利用できるので社内にサーバーを導入する必要がなく、初期費用を大きく抑えることが可能です。サーバーのトラブルなどにも強いので安心して使用できます。

4.インタラクティブ型

ディスプレイにタッチパネルやセンサーを搭載したインタラクティブ型のデジタルサイネージは、最先端の広告形式として注目を集めています。

インタラクティブという言葉には相互または双方向という意味があります。タブレット端末のように、見ている人がディスプレイにタッチして情報を選べます。情報を送る側と受け取る側がやり取りをするようなイメージで使えるのが、インタラクティブ型デジタルサイネージの大きな特徴です。

AIを搭載したインタラクティブデジタルサイネージは、ターゲットによって表示情報を変えるなどの対処ができます。ニーズに合った情報を流すことができれば、広告の効果は飛躍的に向上します。

大型ショッピングモールや観光スポットなどに導入するのなら、インタラクティブ型のデジタルサイネージが向いています。

動画広告をデジタルサイネージに流す4つのメリット

デジタルサイネージを導入して動画広告を流すことには多くのメリットが考えられます。ここからは、デジタルサイネージの効果具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

1.動画は静止画に比べ注目を集めやすい

ディスプレイに動画を流して宣伝できるデジタルサイネージには多くの人の注目が集まります。

デジタルサイネージは、通りかかった不特定多数の相手に対して情報を表示するツールです。数多くの人に対して一度にアプローチできるのが、デジタルサイネージ導入のメリットです。

2.期間や曜日など時間帯設定ができる

デジタルサイネージに流す情報は期間や曜日などに合わせて自由に変更できます。

同じ場所でも時間帯によって通る人の属性によって、デジタルサイネージに表示する情報を変えれば、より効果的な訴求が可能です。

3.スペースの広さや環境を問わず設置できる

屋外や屋内など、設置場所を自由に設定できるのもデジタルサイネージのメリットです。

例えば駅や空港、街頭であれば大型のデジタルサイネージを設置するのが効果的です。店舗や商業施設などスペースが限られている場所にはコンパクトなサイズを選ぶとよいでしょう。設置の自由度が高いのはデジタルサイネージならではの良さです。

4.内容の更新に手間がかからない

従来の紙ポスターや看板広告は情報の更新の際に印刷や貼り替えなどの手間がかかっていました。しかし、デジタルサイネージであればデータを更新するだけで済み、余計な手間やコストがかかりません。

パソコンなどを使って情報を書き換えるだけで常に最新の情報を表示できるのが、デジタルサイネージを導入するメリットの1つです。

デジタルサイネージを使用した動画広告のデメリット

デジタルサイネージの導入には多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットも考えられます。ここからは、デジタルサイネージ導入にあたってのデメリットについて考えていきましょう。

1.費用対効果を測定するのが難しい

デジタルサイネージは不特定多数の人の目に触れる場所に設置するタイプの広告です。この特性上、どれだけの人に広告の内容をアプローチできたのかを測定するのは困難なのです。

近年では、AIを搭載して映像を解析し、視聴数の測定を行えるデジタルサイネージも登場しています。費用対効果をチェックしたいときには、こうしたタイプを導入してみましょう。

2.コストがかかる

デジタルサイネージのデメリットとして、コストがかさむという点が挙げられます。導入の初期費用はデジタルサイネージのタイプによって異なりますが、数万円から数十万円が相場です。また、電気代や情報更新のコスト、ネットワーク使用料などのランニングコストもかかります。

ただし、スタンドアロン型やクラウド型は個人店でも扱えるような料金設定のサービスも増えてきましたし、購入ではなくレンタルでの導入が可能なサービスもあります。

3.液晶ディスプレイなどは故障する可能性がある

電子看板であるデジタルサイネージは、液晶ディスプレイなどが故障するリスクがついて回ります。大雨や台風による水没、転倒や落下による破損などが起きた場合、修理には大きな手間とコストがかかります。

そのため、設置環境に応じた対策を行うことや、定期的にメンテナンスをすることなどが重要です。

デジタルサイネージの効果を最大限に引き出す5つの方法

せっかくデジタルサイネージを導入するのなら、その効果を最大限に引き出せるような動画を作成して流したいものです。デジタルサイネージによる広告効果をアップさせるために、以下のようなポイントを意識してみましょう。

1.インパクトのある動画を作成して流す

たとえデジタルサイネージを人通りが多い場所に設置しても、その広告が通行人の目に留まらなければ意味がありません。人を惹きつけるために文字を大きくしたり、画面表示を細かく切り替えたりと工夫し、インパクトのある動画を流しましょう。

2.ペルソナを詳細に設定する

デジタルサイネージは広告なので、詳細なペルソナ設定を行ってターゲットを絞ることが大切です。ターゲットの性別や年齢、職業、ライフスタイルなどを細かく設定し、広告動画に反映させましょう。

3.設置場所にあわせた動画を作成する

デジタルサイネージの効果は設置場所によって異なります。設置の際には、どのような属性の人がいる場所なのかを精査したいものです。

足早に歩く人が多い場所で長い動画を流しても思ったような効果は得られないため、こういった場所では短い動画を設定しましょう。外国人が多い場所にデジタルサイネージを設置するのなら字幕をつけるなどの工夫が効果的です。

また、音声が流せる環境であれば、音からも訴求できるとよりよい効果が得られます。

4.ディスプレイ(モニター)のサイズや形状を考慮する

デジタルサイネージのディスプレイにはさまざまなサイズや形状のものがあります。

ポスターのようなイメージで設置できる縦型のデジタルサイネージは、お店の入り口などに置くのが最適です。縦型のデジタルサイネージは比較的価格が安く導入しやすいというメリットがあります。

横型のデジタルサイネージを設置するケースも多いものです。動画広告の多くは横型で作成されるため、横型のデジタルサイネージを導入すれば既存データをすぐに反映できます。

5.動画コンテンツのクオリティにこだわる

デジタルサイネージは多くの人の目に触れるものなので、高いクオリティが求められます。設置場所を精査し、公共の場にふさわしい動画を流しましょう。動画作成のクオリティをアップさせたいのであれば、プロに依頼するのが効果的です。

デジタルサイネージ導入時にかかる費用とは?

デジタルサイネージの導入にあたって気になるのはやはり費用面です。具体的にどのような費用がかかるのかチェックしておけば安心です。

1.液晶ディスプレイ、モニター

デジタルサイネージの液晶ディスプレイやモニターは屋内用であれば4~5万円くらいから購入できます。もちろん用途やサイズによります。こだわらないことを前提に言えば、単に表示するだけならテレビやPCモニターで十分です。※どう接続するかによります。

天候や強度の問題があるため、屋内用のものよりも屋外用のものの方が価格は高くなる傾向にあります。また、購入費用はサイズによっても異なります。また、別途設置費用がかかるケースも考えられます。

ディスプレイやモニターはレンタルすることも可能です。レンタルの費用はディスプレイやモニターの種類によって異なりますが、数千円でレンタル可能な商材もあります。

2.STB

STBとは「セットトップボックス」のことです。ネットワーク型やクラウド型のデジタルサイネージを設置する際に必要となります。プログラムを受信し表示させるためのアダプターのようなものと考えてください。

初期費用としてディスプレイ1台ごとに購入が必要となることが多く、相場は数万円~ほどです。

3.CMS

CMSとは「Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)」のことで、コンテンツの配信順やタイミングなどを細かく設定できるソフトになります。STBと同じくネットワーク型のデジタルサイネージ導入の際に必要となります。したがって、スタンドアロン型の場合は不要です。

CMSの利用料は月額数千円からとなっています。サービスによって内容や価格が大きく異なるため、最適なものを選びましょう。

4.動画コンテンツ制作費用

デジタルサイネージに流す画像や動画コンテンツの制作にも一定の費用がかかります。制作を外注する場合、発注費用の目安は動画だと5万~ほどになります。※内容によります。

デジタルサイネージのコンテンツは同じものを年中流すというわけにはいきません。季節やメニュー等によって変更する必要がありますし、同じものを流していては誰も見てくれなくなります。つまり、ランニングコストとしても都度の制作費用がかかってくるため、デジタルサイネージ導入後に悩むポイントでもあります。

低額&定額で業界最安!デジタルサイネージにおすすめの動画サンプル

デジタルサイネージに動画を流そうとお考えなら、まずはイメージを具体的に把握したいものです。助太刀丸(当サービス)の動画編集オプションで制作できる動画のサンプルを参考にしてみてください。

【まとめ】デジタルサイネージは動画広告のメリット・デメリットを押さえて効果的に活用しよう

デジタルサイネージとはあらゆる情報を流せる電子看板のことです。スタンドアロン型やローカルネットワーク型のほか、近年ではインタラクティブ型のデジタルサイネージも注目されています。

一度に多くの人に情報を発信できるのがデジタルサイネージの強みです。ターゲットを明確にし、インパクトのある動画を作成して流せば、大きな広告効果が得られます。

注目されるデジタルサイネージ動画を制作するのはハードルが高く、かといって数本でも外注すれば数十万円というレベルで費用がかかってしまいます。デジタルサイネージの費用対効果を高めるためにも制作会社に動画制作を依頼したほうが安心ですが、できればリーズナブルに対応してもらえる会社を探したいものですね。

デジタルサイネージのデザイン制作を依頼したいとお考えの際は「助太刀丸」にお声がけください。基本サービスとして静止画の対応が可能ですが、動画も作りたいならプラス定額15,000円/月でクリエイターが対応します。(月間4本ほどまで作ることができるシステムです)

デジタルサイネージを効果的な広告にしたいとお考えの企業担当者さまは、ぜひお問合せください。