効果的なDMのサイズとは?選び方のポイントやシーン別・おすすめサイズを解説

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DMのサイズに規定はありません。しかし、DMは種類やサイズが豊富にあるため、どのサイズ・仕様で送ると効果的なのか悩むことも多いかもしれません。

この記事では、DMで使われることが多いサイズや、選び方のポイント、シーンごとのおすすめのDMのサイズについて紹介します。DM送付を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

当記事の目次

DMの主な種類

はじめに、DMの主な種類について解説します。DMは紙で作成し、郵送するタイプのものと、電子メールなどで送信するデジタルタイプの2種類あるのが特徴です。

紙のタイプのDMの方がデジタルタイプのDMより開封率が高いという傾向にあるため、よりDMの開封率を上げたいという場合には、紙のタイプで送ることをおすすめします。

また、紙のタイプのDMは、ハガキタイプや封筒タイプなどDMのサイズによって種類が分かれます。封筒タイプよりもハガキタイプの方が開封する手間を省くことができるため、開封率が高くなるのが魅力です。

今回は、主に紙のタイプのDMの特徴について紹介します。

一般的なDMのサイズとは?

一般社団法人日本ダイレクトメール協会が2020年に行った調査では、自分宛・家族宛を含めたDMの開封率は54.3%、本人宛の開封率は63.1%という結果が出ています。なお、前年度の開封率は自分・家族宛57.7%、本人宛74.0%となっており、微減傾向であることがわかります。[注1]

DMの開封率を影響するのは「ターゲットとの関係性」

DMのサイズにはいくつか種類があるため、コストやDMのデザインに応じて決めることが大切です。今回は、特にDMとして使われることが多いサイズの特徴について紹介します。

ハガキ

DMメディア実態調査2021によると、DMの中で最も使われているのがハガキタイプで、全体の過半数にのぼることが分かっています。

通常はがきと呼ばれる一般的なサイズは100×148mmです。ただし、その他大判ハガキと呼ばれる120×235mmサイズのハガキやA4タイプのハガキなど、ハガキといっても種類によってサイズが異なるため、注意が必要です。

ハガキは掲載できる情報量に限りがありますが、よりたくさんの情報を載せたいという人におすすめなのが、圧着加工です。圧着加工とは接着剤などを用いて折りたたんだ紙を圧着することで、ハガキとして送付することができます。

圧着加工には、主に先糊圧着や、フィルム圧着、といった方法があります。

先糊圧着とは、あらかじめ糊がついている紙をプレスすることで圧着する方法です。一方、フィルム圧着は紙に糊がついたフィルムを挟んでプレスする加工方法となります。DMには、フィルム圧着が使用されることが多いのが特徴です。

A4

ハガキよりも多くの情報をDMに掲載したい場合におすすめなのが、A4タイプのDMです。A4タイプのDMはサイズが210×297mmと、普通のハガキの4倍のサイズになるのでより多くの情報を入れることができます。

さらに、A4タイプのDMにも、圧着加工を施すことができます。圧着加工によってより多くの情報を載せることができるのがメリットです。

長形3号

封筒タイプのDMで主に使用されるのが、長形3号と呼ばれる120 × 235mmサイズの封筒です。封筒の区分である定形封筒の中でも最も大きいサイズで、定形外封筒よりも郵送料を安く抑えることができます。中にA4サイズの紙を三つ折りにして入れることができるので、情報量が多いDMのときにもおすすめです。

ハガキタイプのDMとの違いは、封を開けなければ中身の情報を確認することができないという点です。そのため、個人情報が入っていたり、プライバシーに配慮したDMを送付するときにも便利なタイプとなっています。

また、返信用封筒や払込用紙など、DM以外のものを同封したい場合にも向いています。

その他

ここまで紹介したタイプ以外で、DMに使われることが多いのが以下のような封筒です。

角6の封筒は、A5サイズの紙やA4サイズの紙を2つ折にして封入することができるサイズです。また、文庫本や手帳サイズのDMを入れたいというときにもぴったりの封筒となっています。

洋2の封筒は、ハガキやカードサイズのDMを封筒に入れて郵送したい場合におすすめの封筒です。招待状を送るのにも向いています。

角3の封筒は、B5サイズの紙を入れるのに適しています。パンフレットやチラシを入れるのに向いている封筒です。

定形外郵便でDMを送付するときには、定形内郵便で送付するときよりも郵送料が高くなるため、できる限りコストを抑えたい場合には注意が必要です。

DMのサイズを選ぶポイント

次に、DMのサイズを選ぶときに重視すべきポイントについて、費用、情報量、インパクトの3つの観点から解説します。

1.費用

郵送料は送付するDMの種類と部数によって大きく変動するのが特徴です。1通あたりの郵送料に大きな差がなくても、発送するDMの部数が多くなればなるほど送料は大きな差が現れます。

そのため、できるだけコストを抑えたい場合は、1通あたりの郵送料ができるだけ安いハガキタイプのDMにすることをおすすめします。

2.情報量

DMはサイズによって掲載できる情報量が大きく異なってくるのも特徴です。最も掲載できる量が少ないのがサイズが小さいハガキで、定形外郵便だと中に封入する紙のサイズや枚数によって多くの情報量を掲載することができます。

割引券や入場券としてDMを利用できるようにしたい場合や、載せる情報量が少ないときには普通ハガキがおすすめです。一方、新商品の情報を詳細に伝えたいときや、情報量が多いとき、返信用封筒などを封入したいときには封筒タイプのDMがおすすめです。

特におすすめなのが、A4ハガキタイプのDMです。ハガキの持つ視認性の高さというメリットと、A4サイズの掲載できる情報量が多いというメリットを兼ね備えているため、多くの情報を見てもらうことができます。

3.インパクト

より多くの人に見てもらうDMにするためには、インパクトも大切です。特に新規客に向けたDMは、興味をもってもらうことが重要なポイントとなります。

インパクトのあるDMとしておすすめなのが、サイズが大きめのDMや、普通のハガキとは違う変形型のハガキを使ったDMです。DMの内容や商品に合わせた形のDMを作成することで、よりDMの内容を印象づけることができます。

しかし、普通ハガキに比べて作成、発送にかかるコストは割高になってしまうため注意が必要です。

DMのサイズ別・郵送費用一覧

ここまでご紹介したサイズの郵送にかかる費用の一覧です。

サイズ一通あたりの郵送料
ハガキ63円
定形郵便(通常の長3サイズ)84円(〜25g)
94円(〜50g)
A4ハガキ(ゆうメール)180円
定形外郵便(規格内)120円(〜50g)
140円(〜100g)

DM発送は代行業者に依頼することも可能です。代行業者に依頼をする際には、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

シーン別・DMのおすすめサイズ

続いて、DMのおすすめのサイズを、4つのシーンに分けて紹介します。

サービス・商品の詳細な案内

サービスや商品の詳細な案内をする場合には、より多くの情報量を掲載できるサイズがおすすめです。A4ハガキタイプのDMだと、よりサービスや商品の詳しい内容について情報を載せることができます。

さらにA4圧着タイプのDMだと、A4ハガキサイズよりも多くの情報量を載せることができるため、写真やイラストと合わせて詳細に情報を載せたい場合におすすめです。

キャンペーン・セールの告知、クーポン

キャンペーンやセールの告知に関するDMは、掲載する情報量が多くないため、小さいサイズのDMでも対応することができます。そのため、コストが比較的抑えられるハガキサイズのDMがおすすめです。

さらにクーポンとてDMを使用したい場合にも、通常ハガキサイズのDMだと便利です。クーポンの場合、お店に持っていく必要があるため、DMを受け取った相手が持ち運びやすいサイズであることが重要となります。

A4ハガキサイズのDMでクーポン部分だけ切り取って使用できるように加工することもできますが、相手にクーポンを切り取る手間を増やしてしまうため、通常ハガキサイズのDMが便利です。

申し込み用紙・アンケート用紙

申込用紙やアンケート用紙など、送付先の相手に記入してもらう目的でDMを送付する場合は、記入用紙として一般的なA4用紙を使用したDMをおすすめします。馴染みのある用紙だと気軽に記入してもらいやすくなるためです。

さらに申込用紙やアンケート用紙以外の紙もA4用紙で統一すると、DMをすっきりとさせることができます。バラバラのサイズの紙だと封入も難しくなりますし、雑然とした印象を与えることになるため注意してください。

高級感重視の招待状

高級感のある招待状をDMとして送付したい場合には、封筒タイプのDMがおすすめです。二つ折りの招待状を封筒に入れることで、特別感を演出することもできます。

さらに高級感を出したい場合には、招待状や封筒自体のデザインや質感にこだわるのがポイントです。箔押しなどの加工を施すことによって、他のDMとは違う雰囲気を出すことができます。

自社のDMを目立たせる方法

DMをより多くの人に読んでもらうためには、他社のDMよりも目立つことが重要です。最後に自社のDMを目立たせる方法をご紹介します。

特殊加工を施す

紙には、さまざまな加工を施すことができます。目立つような特殊加工を施すことによってより印象的なDMを作ることが可能です。以下が、DMにおすすめの特殊加工の一例です。

サイズ一通あたりの郵送料
ハガキ63円
定形郵便(通常の長3サイズ)84円(〜25g)
94円(〜50g)
A4ハガキ(ゆうメール)180円
定形外郵便(規格内)120円(〜50g)
140円(〜100g)

中身が見える封筒を使う

封筒タイプのDMは、ハガキタイプに比べてすぐに中身を確認することができません。中身が見える封筒を使いたい人は、透明なビニールでできたOPP封筒がおすすめです。OPP封筒を使うことで、封筒の中身を意識的に見せることができます。

しかし、注意しなければいけないのが、個人情報が含まれているDMの場合は個人情報が見えるかたちになってしまうという点です。DMを送る相手以外に見せたくない情報が載っている場合には、OPP封筒を使うのは避けるようにしましょう。

パーソナルレターのように演出する

よりDMに特別感を出したいときには、よりDMの送り相手個人に向けた演出をすることが大切です。不特定多数に送られたのが分かるようなDMよりも、個人に向けた内容のDMのほうが、「自分だけに送られたDM」という特別感を相手に感じさせることができます。

DMの送付先の数が少ない場合には、手書きのメッセージなどを添えるのも効果的です。また、誕生日や記念日など、DMを送るタイミングも考慮すると、より相手に向けたDMを送ることができます。

思わず読みたくなるデザイン

DMを読んでもらうためには、相手の目を引いて読みたくなるようなデザインにすることが重要なポイントになります。読みたくなるようなデザインにするために大切なのが、視線の流れを意識したレイアウトにするということです。

視線の流れを意識したレイアウトには、Z型やN型などさまざまな種類があります。テキストが縦型なのか横型なのかによっても視線の流れは変わるため、DMの内容やテキストによって適切なレイアウトにすることが大切です。

その他には、よりターゲットを絞った内容のDMにしたり、キャッチコピーをうまく活用することで伝えたいことを分かりやすく伝えるのも効果的です。

【まとめ】効果的なサイズ・仕様のDMを送ろう

ここまで、DMに使用されることが多いハガキや封筒のサイズ、サイズごとの選ぶポイントなどを解説しました。自分でデザインを考えるのが苦手な人は、ぜひ月極デザイン助太刀丸を利用してみてはいかがでしょうか。

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